逗子と金沢八景を結ぶ東急車輛専用線を歩く
京急の神武寺駅とJR逗子駅を結ぶ連絡線があります。金沢八景駅近くにある東急車輛工場の車両の出入りに利用されている路線ですが、神武寺駅から金沢八景駅までは日本では珍しい3線軌条区間になっています。
1月の初めに、訪れてみました。
逗子駅から歩き始めました。横須賀方面に向かう線路のなかでいちばん左側にあるのが連絡線です。あまり利用されないので、草生す雰囲気です。
京急逗子線をアンダークロスする手前で横須賀線から分かれて、京急の神武寺駅に向かいます。
専用線ということでJR貨物と東急車両の名前で立ち入り禁止の標識が何箇所かに出ていますが、ちょっと目を下に向けると「防衛庁」の境界票が。以前は米軍の弾薬輸送にも使われていた名残りでしょうか。
横須賀線から分かれると短いトンネルをくぐり、神武寺駅に向かいます。
トンネルのまわりの雰囲気が、房総のいすみ鉄道や小港鉄道のように感じましたね。架線のない線路は、空が広く感じます。向うからキハ20とか走ってきたら最高なんですけれどね。
(C58とかC11とか、贅沢は言いません)
神武寺駅に近づくと、ちょうど米軍池子住宅の入り口付近でフェンスによって線路が封鎖されています。この部分はどうも米軍の管理区域なのかもしれません。戻って反対側を見ると、トンネル横を品川行の電車が走ってきました。逗子線のほうはトンネルではなく、切り取りで山を抜けています。
神武寺駅で京急逗子線と合流する地点です。逆光で見にくいですが、右の写真で米軍専用の引き上げ線があるのがわかります。
左上は京急と米軍の境界票です。ホームのすぐ横に見えます。
ここで上り電車の最後部に乗り込み、3線軌条になるポイントを撮ってみました。一発勝負でしたが、なんとか写っていました。
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