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2011/11/25

「未来をつくるBOOK」を紹介します

3.11をふりかえり、語り合うための本つくりをお手伝いしました。

『東日本大震災をふりかえり、今を見つめ、対話する 未来をつくるBOOKです。
11月24日より発売が始まりましたので、私のブログでも紹介します。

くわしい内容紹介は、発行元のESD-Jのホームページをご覧ください。全体は10章で構成されていますが、最初の章のサンプルを電子書籍(風)に作ってみました。


(画面の右上をクリックすると、全画面表示になって読みやすくなります)

この本をきっかけに、多くの子どもと多くの大人が東日本大震災の体験と未来について語り合ってほしいなと思います。

対象:小学校5年生以上のすべての人たち
A4判56頁 定価700円 (税込)
発行:認定NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)
発売:みくに出版
http://mikuni-webshop.com/

2011/02/02

【新刊】エクストラ・レッスンを作りました

このブログは、「鉄と馬との日々」と題していますが、今日は私が関係した本を紹介させてください。

「エクストラ・レッスン」
読み・書き・計算に困難のある子どもに役立つ動きとお絵かきのエクササイズ

著者  オードリー・E・マカラン
訳者  冠木友紀子
発行  プロジェクト・ミカエル
発売  株式会社みくに出版
ISBN978-4-8403-0427-6 C3037
定価 4725円(税込) 電子版 2100円(税込)

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本の内容は、発達に困難のある子どもたちのためのシュタイナー教育を基盤とした学習支援教育に関するものです。これだけ総合的な内容のものは、日本で初めてと思います。
こちらのサイトで、詳しく紹介していますのでご覧ください。

書籍版は、大きな書店やamazon、版元のみくに出版で販売しています。
電子版は、電子書店パピレスで販売しています。

※2月6日現在、amazonでは品切れ扱いですが、みくに出版や他のサイトでは購入できます。amazonの在庫データも修正を依頼しています。

2010/04/29

熟議カケアイ傍聴記

4月17日(土)に文部科学省で行われた熟議カケアイを傍聴してきました。少々遅くなりましたが、写真とともに少しばかり感想を残しておきます。熟議カケアイの詳細は、こちらをご覧ください。

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こんなスクリーンが掲げられた講堂に参加者が集まりスタートしました。この日の主なテーマは「小・中学校をよりよくするにはどうすればよいか」ということで、主に教員が活躍するためにはどうしたらよいのか、教員の資質向上、学校と地域との連携が話し合われていたと思います。
熟議という言葉をこれまで知りませんでしたが、熟慮しながら討議するという文字通りの意味みたいですね。

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1グループ12~15人くらいで討議が行われていましたが、文科省職員やボランティアなんでしょうか事務局の方やファシリテーター、記録者などはこんなTシャツを着ていました。
実は、熟議に友人が参加していて、参加賞としてこのTシャツがもらえるかもと期待していたのですが、、、結果は、、、残念でした

実際、参加して驚いたのは、多くの参加者や傍聴者がパソコンを持ち込んで、Twitterでリアルタイムの発信をしていたこと。役所の会議というのに参加する機会がないのでわかりませんが、こんな風に外部に開かれる会議は珍しいんじゃないでしょうか。
写真の撮影もまったく制限がなく、携帯やデジカメで写真を撮ったり、ビデオを撮影したりする人がずいぶんいましたね(私もそのひとりですが)。

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事前には気がついていませんでしたが、Ustreamでの配信も行われていたのですね。
これも、文科省主催の行事としては、珍しいのではないでしょうかね。

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ちなみにこの試みは、政治主導の動きのようで当日も鈴木寛副大臣、高井美穂政務官が討議にも加わるなど熱心に参加されていました。

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そういえば、この二人にはPCを持った若い人がついて、さかんに発信していました。きっとつぶやいているんでしょうね。実際、私も会場で携帯からTwitterをチェックしてみましたが、ほとんどリアルタイムで会場の様子、全体への発言などが発信されていました。
こうなってくると、昔の会議のようにいろいろな発言があっても議事録には一切残らず、「了承」とだけ記録されるような事務方の「操作」「技術」は使えなくなってきますね。

今後、「熟議」がどのような成果を生み出すかわかりませんが、こうした形での直接参加型の政策作りには期待したいなと思います。とくに運営にかかわっているメンバーには、ボランティア的な方もたくさんいるようで、こうした動きはいいなぁと思います。
あとはすこしばかり感想を。。。

・熟議というには、実質2時間程度の時間はいかにも短い
・文科省職員がファシリテーターだったが、進め方のスキルに差があったように見えた
・当日の議論の着地点を事前にもっと明快にしておいたほうがよいのでは
・同じ地域、組織、集団から複数の参加者がいて、メンバーに偏りがあるように見えた
・私自身も直前に知人に教えられ開催を知り傍聴を申し込んだが、広報活動がもっと欲しい

熟議の模様はweb上でいくつか紹介されています。こちらもご参考にどうぞ(とくに知り合いではなく、勝手に紹介させてもらっています)。

「熟議に基づく教育政策形成シンポ」傍聴記
熟議に基づく教育政策形成シンポジウム(熟議編)
熟議カケアイ。

おはようコラム 「教育についての"熟議"とは?」(これはおまけです)

2010/03/21

春は入学の季節

卒業式のシーズンですね。同時に、新入学の季節でもあります。
デパートなかを歩いていたら、こんな風景に出会いました。

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幸多き未来を! と心から思いました。

2009/10/01

プリントオンデマンド(POD)で本を作った

今日は本の話を少しばかり。ここのところ仕事の合間をぬってパソコンとオンデマンド印刷を活用して本作りをしていました。といっても、これも仕事なんですが  以前、このブログでも本作りのことを書いた記憶があると思ったら、もうひとつのほうでした  こちらの記事は、少し関係がありますね。

その本ができました。次の3冊です。
「いかにカルマは作用するか」 新田義之./訳
ISBN978-4-8403-0395-8 1575円 A5判67ページ
「人智学・神秘主義・仏教」 新田義之/編
ISBN978-4-8403-0396-5 1680円 A5判73ページ
「精神科学の立場から見た子供の教育」 新田義之/監修 大西そよ子/訳
ISBN978-4-8403-0397-2 1470円 A5判59ページ

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いづれも、ドイツの思想家、哲学者のルドルフ・シュタイナーの著作です。シュタイナーは日本ではとくにシュタイナー教育の面で広く知られているかもしれません。
その著作は膨大ですが、日本では全体の7分の1程度しか訳されていないといわれています。さらに一度発行された本でも、絶版になってしまったものが少なくありません。

今回、出版することのできた3冊も1980年代に発行されて、その後、長い間絶版だったものを復刊したものです。ここにいたるまでには訳者の方や旧版の出版社の方などのご協力があり感謝にたえません。

ところで、普通に考えればたくさん売れそうもなくコストがかかりそうなこうした専門分野の本がなぜ復刊できたのか? それは今回、プリントオンデマンドの技術とパソコン上での編集作業を徹底したからです。
詳しいことは省きますが、編集作業や校正のやり取りなどはすべて普通のパソコンで行い、ほとんど紙を使いませんでした。さらに印刷・製本などは旧来のオフセット印刷ではなく、小ロットの印刷に向いたプリントオンデマンド(POD、オンデマンド印刷)を用いて、極端に言えば注文があるごとに作り、在庫を一切持たないことにしています。
さらにいま準備中ですが、電子書籍の形でも流通させることにして、さらにコストを下げる予定です。

こうした工夫によって、昔の成果がいまに蘇えることの意味は大きいのではないかと考えています。また、このやり方は、内容的にはすばらしいが、マスセールスになじまない研究成果などを世に広める手段になると考えています。
昔風の本作りとは大きく様変わりしていますが、良質なコンテンツこそが重要で本はそれを運ぶための媒体(メディア)なのだと考えたときに、こうしたやり方が有効ではないかと思います。

ちょっと仕事に関することで力が入ってしまいました  こちらの本は、版元のみくに出版のサイトで購入することができます(ジャンル別で教育書を選んでください)。詳しい内容もわかります。

ブログというメディアもそうですが、個人の情報発信の手段がものすごい勢いで増えてきているのがいまの時代だと思います。そのなかで、本というメディアも従来と同じようなあり方では、時代から取り残されてしまうか、もしくは重要な位置を失っていくのではないかと思うこのごろです。

2007/10/21

早稲田大学の125周年に立ち寄る

今日は競馬の菊花賞の日でしたが、東京では早稲田大学が創立125周年を迎えました。秋晴れに誘われて大隈講堂を訪ねてみました。
お昼ごろの講堂前はすごい人出で、きらびやかなガウンを羽織った人たちが並んでいます。たくさんの外国からの招待者もいたようですが、やはり応援部のリードで校歌を歌ってしまうところが早稲田らしいかもしれません。
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そして鳩が空高く放たれましたが、本当の鳩ではなく環境にやさしい素材で作られたふわふわしたものが飛び出していきました。青い空をバックに美しかったですね。
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さらに空高く飛び出すパフォーマンスを見せてくれたのはチアーリーディングのSHOCKERS
大隈講堂をバックに多彩な演技を見せてくれましたが、よくよく見たら男性のチームでした。男のチアーは初めて見ましたが、迫力がありますね。
次の大きなイベントは150周年だと思いますが、どんな世の中になっているでしょうね。
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2006/12/02

秋空にそびえる白い壁

関東地方はめっきり寒くなりましたが、それと一緒に青空も戻ってきました。
高い空に向かって大きな白い壁がそびえたっている風景に出会いました。空に向かう無機的な姿に、一瞬、石棺を思い起こしましたが、太陽の光に反射する姿はアルプスの雪の壁のようにも見えます。
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これは早稲田大学大隈講堂の改修中の姿でした。工事は来年9月まで続くようです。
青と白のコントラストが美しく、思わず足を止めてしまいました。

2006/11/06

制服はおもしろい?

ここ数週間、高校の必修科目未履修問題が大きく取り上げられていますが、そういうこととは別に最近出版された中学・高校に関連した本を紹介します。このブログは、タイトルにと入っているように興味深い本や雑誌も紹介するつもりはあるのですが、最近はなかなかいい本との出会いがなくて...
「私学制服手帖 エレガント篇」(みくに出版)は、私の若い友人が編集を担当したということで、先日連絡をもらい書店で購入しました(平積みでした!)。著者の森伸之氏は高校生の制服を題材に20年以上にわたってかわいいイラストと鋭い考察を発表してきましたが、今回の本でも制服から伺える生徒たちの素顔をわかりやすくおしゃれに紹介しています。
一歩間違えるとキワモノになりがちの内容ですが、いまどきの高校生たちの生活のカタチと学校の良いところが素直に伝わってくるのは、森氏の品の良さと版元のまじめな社風のせいでしょう。
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この本で紹介されている私学のなかにも、未履修問題でこれから批判される学校があるかもしれません。そうした学校の先生には謝るだけでなく、きちんと自分たちの主張を話してもらいたいものです。
なぜ世界史と保健と体育は、全員が一律に学習しなければならないのか、すべての高校がなぜ学習指導要領の規定に縛られなければならないのか、個人的にはそうした疑問のほうがはるかに大きいように思います。
「私学制服手帖 エレガント篇」(みくに出版 1575円)

2005/03/27

早稲田大学にて

1月末に立教大学の風景を載せたので、今日はたまたま行った早稲田大学の美しい建物を。
仕事と自分の興味も兼ねて、「キレやすい子ども」にどのように対応していくのかをテーマにしたシンポジウムに参加しました。とくに印象的だったのは、社会関係の基本的スキルを身につけることの重要性で、いやなことをいやだと相手に伝えること、相手の気持ちを知ることなどの「技術」を小さなときから学んでいくべきということでした。
万引きに誘われて、いやだと言えないままずるずると引き込まれてしまう子どもなどは、いやな気持ちを上手に伝えられないケースがあるんですね。
会社帰りにお酒に誘われて断れるか、断れないかは「意志」の問題というより、いやだという気持ちを上手につたえられるかどうかの「技術」にかかわるという話もありましたが、自分のことを言われているようで、思わず下を向いてしまいました...

0326ところでこの白い建物は、演劇博物館です。シェークスピアの時代の劇場をモデルにした建物で、中に入るとプーンと木の香りがします。
03261いちばん有名な大隈講堂。なかのホールは最近まで冷房がなかったそうですが、改装されて夏も涼しくなったそうです(もしかすると、これから工事かもしれません)。右に少しだけ写っているのは、昔の図書館です。
03262帰りに正門脇を歩いていると、桜が満開でした。まさに新入生をまもなく迎える春本番、という雰囲気でした。

2005/01/29

立教大学にて

私の学生時代の友だちが立教大学から賞を受けることになり、授与式に出席しました。立教大学がキリスト教美術や音楽の研究では日本でもトップレベルだということは、恥ずかしながらまったく知りませんでした。
でも建学の精神としてキリスト教に基づく教育を謳っている立教大学なので、当然と言えば当然のことですね。

IMGP0137立教大学の構内はいつ来ても落ち着いたいい雰囲気です。私自身は宗教とは関わりのない学校ばかり通過してきたので、チャペルがあるというのもいい感じです。授与式もチャペルで賛美歌などを歌いながら行われ、それだけでなんとも心が洗われますね。
大正時代に作られ、関東大震災も戦災もくぐり抜けた構内は都内の大学では随一だと思います。チャペルの入口の貼り紙を見たら、平日は毎日8時半から礼拝があって誰でも参加できるとありましたが、学校の日常のなかに宗教的な行事が自然に組み込まれているということは、人々の精神的な面から日常生活、さらには経済的な面まであらゆる場面で「ぶれない軸」が消えてしまったいまの時代に、大きな意味があるのではないかと思います。


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戦前の国家神道による教育の記憶から、いまでも日本では宗教教育には強い抵抗があります。だからこそ立教のような私立学校では、宗教教育の根を絶やさないようにして欲しいと思いました。それはIT教育とか法科大学院などと違った意味で重要なことだと思います。

ところで、授与式やその後のレセプションではキリスト教美術にかかわるたくさんの先生・研究者、大学院生が出席されていましたが、いわゆる「専任」の職を持っている方は少ないようで「稼げない」分野の研究はあいかわらず厳しいというのが実感されました...
実際、「食えない分野に人は集まらない」というのは鉄則なので、なんとか早めに「食える」システムを作らないとその分野の発展にも影響する時代になっているのですが。

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