4月17日(土)に文部科学省で行われた熟議カケアイを傍聴してきました。少々遅くなりましたが、写真とともに少しばかり感想を残しておきます。熟議カケアイの詳細は、こちらをご覧ください。

こんなスクリーンが掲げられた講堂に参加者が集まりスタートしました。この日の主なテーマは「小・中学校をよりよくするにはどうすればよいか」ということで、主に教員が活躍するためにはどうしたらよいのか、教員の資質向上、学校と地域との連携が話し合われていたと思います。
熟議という言葉をこれまで知りませんでしたが、熟慮しながら討議するという文字通りの意味みたいですね。

1グループ12~15人くらいで討議が行われていましたが、文科省職員やボランティアなんでしょうか事務局の方やファシリテーター、記録者などはこんなTシャツを着ていました。
実は、熟議に友人が参加していて、参加賞としてこのTシャツがもらえるかもと期待していたのですが、、、結果は、、、残念でした
実際、参加して驚いたのは、多くの参加者や傍聴者がパソコンを持ち込んで、Twitterでリアルタイムの発信をしていたこと。役所の会議というのに参加する機会がないのでわかりませんが、こんな風に外部に開かれる会議は珍しいんじゃないでしょうか。
写真の撮影もまったく制限がなく、携帯やデジカメで写真を撮ったり、ビデオを撮影したりする人がずいぶんいましたね(私もそのひとりですが)。
事前には気がついていませんでしたが、Ustreamでの配信も行われていたのですね。
これも、文科省主催の行事としては、珍しいのではないでしょうかね。

ちなみにこの試みは、政治主導の動きのようで当日も鈴木寛副大臣、高井美穂政務官が討議にも加わるなど熱心に参加されていました。

そういえば、この二人にはPCを持った若い人がついて、さかんに発信していました。きっとつぶやいているんでしょうね。実際、私も会場で携帯からTwitterをチェックしてみましたが、ほとんどリアルタイムで会場の様子、全体への発言などが発信されていました。
こうなってくると、昔の会議のようにいろいろな発言があっても議事録には一切残らず、「了承」とだけ記録されるような事務方の「操作」「技術」は使えなくなってきますね。
今後、「熟議」がどのような成果を生み出すかわかりませんが、こうした形での直接参加型の政策作りには期待したいなと思います。とくに運営にかかわっているメンバーには、ボランティア的な方もたくさんいるようで、こうした動きはいいなぁと思います。
あとはすこしばかり感想を。。。
・熟議というには、実質2時間程度の時間はいかにも短い
・文科省職員がファシリテーターだったが、進め方のスキルに差があったように見えた
・当日の議論の着地点を事前にもっと明快にしておいたほうがよいのでは
・同じ地域、組織、集団から複数の参加者がいて、メンバーに偏りがあるように見えた
・私自身も直前に知人に教えられ開催を知り傍聴を申し込んだが、広報活動がもっと欲しい
熟議の模様はweb上でいくつか紹介されています。こちらもご参考にどうぞ(とくに知り合いではなく、勝手に紹介させてもらっています)。
「熟議に基づく教育政策形成シンポ」傍聴記
熟議に基づく教育政策形成シンポジウム(熟議編)
熟議カケアイ。
おはようコラム 「教育についての"熟議"とは?」(これはおまけです)
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