1934年(昭和9年)にドイツのニュルンベルクで行われた国民社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)の党大会を記録した映画「意志の勝利」。プロパガンダ映画の傑作であり、その内容ゆえに上映される機会のなかったこの作品が渋谷で上映されています。先日、観に行ってきました。
21時過ぎから始まるレイトショーということでどのくらいの混みようかわからなかったので20分くらい前に行きましたが、整理番号62番でした(水曜日で1000円のサービスデーでした)。
全編がヒトラーを中心としたナチスの大会を描いています。
映像の美しさや斬新さはすでに言い尽くされていますが、やはり目をみはるのはそこに写されている人々の熱狂、陶酔。当時、なぜ独裁が受け入れられたのか、理解できるところもあるし、理解できないところもあります。この映像のわずか10年後にはナチス・ドイツは崩壊するわけですが、ここに登場する市井の人の多くもその中で亡くなり、ニュルンベルクの街並みも破壊されてしまうわけです。
繰り返しになりますが、どうしてこのようなことが行われたのか、考えてもなかなかわかりません。
ヒトラーの演説の巧みさは、見事です。内容は空疎とも言えますが、ことさらおかしなものではない。現代でも、ここまで上手に演出されたら支持してしまうかもしれないなと思いました。
以下、脈絡のない感想をいくつか。。。
しかし、親衛隊の行進シーンなどは純粋に格好がいいですね。黒ずくめの制服も目立ちます。現代のアニメなどに登場する軍服のようなユニフォームのデザインにも、大きな影響をあたえているのではないでしょうか。
熱狂を引き出すためには、格好の良さみたいな演出が不可欠なのでしょう。
ルドルフ・ヘスがヒトラーへの忠誠を誓うシーンが印象的ですが、この7年後、単身イギリスへ飛行し、戦争犯罪人として刑務所に収監され1987年まで生きていたという事実にも驚かされます。
1987年と言ったら、マルサの女が上映され、サラダ記念日やノルウェーの森が発刊され、ソ連のゴルバチョフ書記長が訪米した年です。当時、テレビのニュースでヘスの死亡が報じられたとき、まだ生きていたんだ! と思った記憶が残っています。
冒頭、ヒトラーが乗ってくる飛行機はユンカースJu52ですが、これは名機ですね。空港から乗るオープンカーはやはりベンツ!
顔がアップになる若者の大半が、金髪で青い目をしています。典型的ドイツ人として表現されているのでしょう。主な登場人物像として女性が出てこないのもドイツ女性は第一線で戦う男を支援するという意味がふくまれているのでしょうか。
8月28日までの予定でしたが、しばらく上映期間が延長されるようです。
1週間ほど前に8ミリ映写機をひっぱり出して、昔のフィルムを映したことを書きました。
その後、友人宅に高校時代の8ミリ映画が秘蔵されていたことが判明。フィルムを借りて、試写してみました。うまくいったら、大映写会をやろうという算段です。
せきめ~んですね
いまでは、ウエスト+10cm、ウェイト+10kg、頭髪-10~50%です。
フィルムは退色してしまっていますが、それでも途中で切れることもなく最後まで映写できました。私自身が出演し、ほとんどの撮影にも付き合っているはずなのに、意外と忘れているシーンが多いのにはちょっとショックを受けました。
街の中で撮影しているので車のスタイルやファッションが興味深いのですが、鉄道からみではこんなシーンが写っていました。
大宮駅から与野駅方向に少し戻ったあたりですが、特急電車が遠く走り去っていきます。
拡大すると
ボンネット型の485系のようです。ひばりかやまびこかもしれません。いまとなっては遠い日の謎です。
高校生のころ、8ミリ映画を撮ったことがあります。アマチュアが使うビデオなどない時代です。そのあとくらいでしょうか、父も8ミリに凝って映写機も購入しました。あれから30年以上...
数年前にちょっと動かしたら壊れてしまいメーカーに修理を依頼、そのまましまってあった映写機を出してみました。
セットしてスイッチを入れてみると、ちゃんと動きます。
一緒に入っていた伝票を見ると、ベルトの交換をしたようです。
しまってあったフィルムのうち未編集の短いものを選んで試写してみました。スクリーンがないので白いフリースに映します。
最初のフィルムは前後のコマから見て、奈良の東大寺のようでした。家族の姿は写っていませんが、撮影者は父でしょう。
もう1本は、室内での撮影でした。
カタカタとリズミカルな映写機の音を聞きながら無音のフィルムを見ていると、なんだかものすごく昔のように思えてきます。
映写機はエルモ社のST-180というものです。ホームページを見たら、今年の8月で修理受付を終了したということなので、大切に使わないと... 映写ランプの予備などどこかにあるといいのですが。
12月5日からストーンズのSHINE A LIGHTが公開されています。土曜日にひょっこり時間が空いたので六本木のTOHOシネマズで見てきました。二つのスクリーンでやっていて、私の見たのは少し小さいほう。それでもなかなかの迫力でした。混んでいたので前か後ろしか空いていなくて後ろにしたのですが、真ん前で見たほうがより迫力があったかもしれません。
ご承知の通りの映画なので、私が紹介するところもありませんが予告編はこちら。
観衆が2800人というのですから決して狭いホールではないですが、あんなところでストーンズを見たら人生観がかわるかもしれませんね。
ちょっと面白かったのは、チャーリー・ワッツが1曲終わったところで、やれやれっていう感じでため息をつくところでした...
ところで、六本木ヒルズの周りも紅葉していました。
映画終了後は、ゆっくりとクリスマスの雰囲気を感じながらミッドタウンへ。
クリスマスイルミネーションはヒルズよりミッドタウンのほうがセンスがいいかな。
エントランスから最初におーッと思ったのはシャンデリア。少しずつ色が変化します。
さらに進んでミッドタウン・ガーデン。
都会の真ん中なのに、なんとも静かな雰囲気でした。
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ちょうどいまテレビ朝日で放送している「帰ってきた時効警察」に銚子電鉄が登場していますね。
外川の駅も出ていました。
総武警察が舞台ですから、地元の鉄道ということなんでしょうかね。
2004年11月に訪問したときの動画です
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