山種美術館で浮世絵に入門する
今回は有名な広重の「東海道五十三次」55点が全点展示されています。展示されている作品は、保永堂版の初摺ということで後の摺りでは省略されている部分が正確に表現されていて貴重なものということです。
実際、最初の1枚である日本橋の構図にもあとの摺りでは見られない雲が表現されていて、確かに画面がより引き締まって見えました。
ほかには、写楽や歌麿の大首絵などもあり、私のような好きなだけの初心者には楽しめる内容でした。
7月11日までの開催なので、時間が許す方は平日に訪問されるのがいいと思います。
私は、広重の「東海道五十三次」のなかでは、1枚目の日本橋が好きなのですが、あの500ミリくらいの望遠レンズで風景を切りとる発想は、何処から来たのでしょう。とても新しさを感じます。
ところで館内は撮影禁止のため写真はありませんが、通り道の食料品屋さん(?)にこころ魅かれました。
私が小学生のころにはどこにでもあった姿のお店ですが、最近は見かけなくなりました。
店頭にはこんなものが。
こういうのは懐かしいですね。
さらに、
浮草でしょうか。ちょうど季節のせいか瑞々しく見えました。
浮草も最近、見ることが少なくなりましたが、「浮草稼業」の浮草というのは、ここから来ているんでしょうね。浮草だけ見ていると、そんなに悪いイメージはもてないのですけれどね。
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