「皇室の名宝」を見てきました
上野の国立博物館で開催中の皇室の名宝展を見に行きました。なかなか接する機会の少ない宮内庁所蔵の作品を見るチャンスです。
11月3日までの前期の目玉は、狩野永徳の唐獅子図屏風、伊藤若冲の動植綵絵三十幅あたり、あとは帝室技芸員だった横山大観などの作品かと思います。若冲の、あの色彩の華麗さにはあらためて驚かされました。
個人的には海北友松の浜松図屏風や円山応挙の旭日猛虎図に感銘を受けました。とくに応挙の虎は、別の機会に行った友人が「私のうちのぷーちゃんにそっくり」と言っていましたが(ぷーちゃんは猫です)、愛敬のある虎くんでした。円山応挙、ちょっと親しみがわいてきました。
展示室内は撮影不可なので会場の平成館のまわりの写真です。
ところで特別展の入場券で平常展も見られますが、帰りに少しのぞいてきました。人も少なくゆっくりと鑑賞できます。
重要文化財の毘沙門天と広目天立像ですね。
国立博物館のなかはとくに禁止されていなければ撮影できますが、以前はだめだったような気がします。いつからOKになったのでしょうね。ちなみに当然のことながらフラッシュ、三脚は禁止です。
左は国宝・観楓図屏風です。狩野秀頼の作品です。皇室の名宝展で狩野永徳を見たあとにいいものに出会いました。右は能の装束です。特別陳列で女性役のものですが、こちらも華麗です。
本館の奥のほうでは近世の日本と海外との交流をテーマに面白い資料がありました。そのうちの西洋道中膝栗毛と華夷通商考 。どちらも教科書で習いましたね。
ところで本館はなかなか趣きがありますが、裏のほうにこんなものがありました。
外を眺めると。
本館の中央のおおきな階段も立派です。三越とかの老舗のデパートにも、こんな雰囲気がありますね。
というわけで、東京国立博物館を見てまわりました。まだまだ見所がたくさん残っているので、次の訪問になりそうな皇室の名宝展の2期(11月12日~29日)が楽しみです。最後に本館の正面から1枚撮影。
ところで、駅に戻る途中の国立科学博物館前にはD51が展示されています。なかなかきれいですね。
鉄道ネタはこれだけです。すみません
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