小湊鉄道の保存車両たち
久留里線を訪問したあとに小湊鉄道の五井の車庫を訪ねてみました。昨年の夏に小湊鉄道を乗りに来たときは、先を急いでしまい寄らなかったので、今回はぜひと思っていました。
五井駅で降りて跨線橋をわたり小湊鉄道の車庫へ向かいます。跨線橋から車庫全体が見渡せます。
構内が広々と見えるのは、架線がないのが大きいんじゃないでしょうか。
すぐには車庫に行かず、駅横の踏切で養老渓谷行きを撮影。ここで3両編成を見るのは初めてです。
道を戻り、事務所にお断りをして見学させていただきます。
まずは全体写真と1号機関車です。
続いて、2号機関車とB104型機関車です。1号と2号は姉妹機でアメリカのボールドウィン社で製作され1924年に輸入されたC型タンク機関車です。B104型はイギリスのピーコック社で1896年に製作されました。イギリス製らしい端正なスタイルです。前のほうは全体写真でわかるので後ろから撮ってみました。
ところで1号と2号機関車は同時に日本にやってきたのですが、いまでも残っている銘板を見ると製造番号が連番になっていることがわかります。
さてここにはもう1両、キハ5800という貴重な車両が保存されています。こちらは向かい側の車庫の中にいました。
飯田線の前身、三信鉄道から国鉄を経てやってきた元電車です。地方私鉄の電車らしい好ましいスタイルです。
あまり近寄れないのですが、台車をアップで見てみると国鉄のDT10タイプかもっと古いブリルMCB台車に似ていて味わいがありますね。
五井の車庫には木造の貨車も残されています。もう動かないとは思いますが、レールにちゃんとのっています。
よく見ると、有蓋車のうち後ろのほうは車掌室がついている緩急車ですね。いまや曲りなりにも線路の上にいる木造の車両というのは珍しいのではないでしょうか。
小1時間ほど車庫を見学して五井駅に戻ります。JRのホームにいると上総牛久行きが入ってきました。珍しく(だと思うのですが)、JR側のホームに止まったので名残りの撮影ができました。
小湊鉄道のHPによると5月末から保存蒸気機関車の塗り替えをするようです。7月の初めにはきれいになった姿を見られそうなので楽しみです。
ところで千葉行を待っているときに211系の下り電車がやってきました。先頭車が霜取りパンタ付きのクモハ211でしたが、パンタをあげて両パン状態でした。霜取りパンタとよく言いますが、5月のいまごろも使用するということは霜取り用というわけではないんですね。
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