昭和34年のサザエさん
両親の家には昭和40年代に刊行されたサザエさんの単行本が30冊くらいあります。
時折、つらつら眺めてみますがふーんというのがありました。
女の子は学問をするより早く結婚したほうが幸せだという父親と、経済的に独立するために学問が必要だという母親の対立を描いたものですが、まだまだ生まればかりなんだからと波平さんが仲裁するのがオチです。
奥付を見ると朝日新聞に掲載されたのが昭和34年1月なので、実はこの女の赤ちゃんは私と同学年になることに気がつきました。
私たちの時代は、まだこんな感じだったんですよね。
このマンガから20年近く経った頃でも、女の子は、4年制大学より短大に行ったほうが就職にも結婚にもいいと言われた世代です。
国会議員の片山さつきさんはこの赤ちゃんの1学年下、高市早苗さんと佐藤ゆかりさんは、それぞれ2学年下とたぶん3学年下になります。それぞれキャリアを重ねて議員になっているわけですが、こんな時代の生まれだからそれ相応に鍛えられているんだろうと想像もしますし、実感もあります。
いま、結婚か学問かなどという議論はほとんどないと思います。
時代の変化とはすごいと、サザエさんを見ながら感じてしまいこんな記事を書いてしまいました。
本の表紙はこれです。
マンガのなかの二人を両親と書きましたが、いまの感覚から見るとおじいさんとおばあさんにも見えますね。でも波平さんとワカメちゃんが親子ですから、たぶんこちらも親子だと思います。昔の大人は老けていましたね。これもいまと大きく違います。
右側のマンガのような姿は、いまや日本中どこに行っても見られないのでは。。。
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