堀切から京成関屋まで歩く
昨年末に東武博物館に行った帰り、東向島から二つとなりの堀切駅で降りて少しぶらぶらとしました。
荒川(昔は荒川放水路と言っていたような...)の堤防に寄り添うような駅の様子は、23区内とは思えないほど静かな風景です。
まずは東向島駅から電車に乗ります。反対側に8000系がやってきました。電車が出た後のホームには博物館案内の大きな看板が。しばらく休館ですが、この看板にはなにも案内がありませんでした。普段着のままでした。
すぐに堀切に着きます。そのまま降りて駅舎を振り返るとこんな感じです。
昭和30年代を思い出させるようなたたずまいです。駅前広場(?)に出ると、この場所は車の乗り入れもなく商店もないので、雰囲気としては地方私鉄の小さな駅のようです。この日は冬休み中のせいか、小学生がバドミントンをやっていました。
上の写真の右に写っている歩道橋を渡ると反対側の駅舎(東口)に行けます。荒川の堤防に寄り添うような形にホームが伸びています。
堤防に上がると荒川の上流方向には堀切橋が見えます。その向こう側は京成の鉄橋でで、右手が堀切菖蒲園、左が関屋です。
堀切橋方向に歩き、道路を渡ると京成の鉄橋のすぐ脇に出られます。ここですこしばかり京成電車を撮ってみました。暮れの28日ということ3時を少し過ぎた時間でも寒かったですね。
ちなみにこのときはワンセグで有馬記念を見ながらでしたが、本命はずばりと来たにもかかわらず小さな画面で2着馬がわからず、しかしだめらしいという諦念にも似た心境と荒川のなんともつかみどころのない広々とした風景が重なり、忘れえぬ思い出となりそうです。
堀切橋西詰の信号のあたりからは堀切駅が見下ろせます。ホームが大きく曲がっていて、いかにも10両分を無理に作ったという感じですが、田園都市線直通列車が止まらなくなった現在、ちょっともったいないことになりました。通過する列車もゆっくりと進みます。
ここから関屋の駅まではもうすぐです。ただ荒川の堤防はかなりの高さがあるので、堀切橋からは地上へ降りていく必要があります。狭いわき道のようなところを歩いていきます。
少しばかり広いところに出ると、トラックの八百屋さんがお店を開いていました。先のガードは牛田駅のホーム先端くらいになります。
そして反対側には小さな観音様がまつられていて、その裏を京成電車が走ります。
小学2年のころまで足立区に育ち祖父が市川真間に住んでいた私にとって、東武線の牛田駅から京成線の関屋駅に乗り換えるというのは懐かしく楽しい思い出につながっています。そして、京成と東武の線路がひものように絡み合いながらも、つながっていないことを不思議に思った記憶もあります。
もう40年以上前のことですが東武は7800系などの釣り掛け車と新鋭8000系、京成は青電と呼ばれる2000形や赤電3000形などが走っていた記憶があります。
そんな思い出の関屋駅ですこし撮ってみます。
上りの上野行が荒川鉄橋を渡り、かなりのスピードやってくるのは昔の記憶にすこしばかり重なりました。
関屋駅も、当時は京成関屋と呼ばれていた記憶が残っています。
周辺地図はこちらでご覧ください。
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京成関屋駅
投稿: 京成関屋駅 | 2021/06/03 05:17
今井光也
投稿: 畑信也 | 2021/06/03 05:20