東北新幹線保線基地へと続く路
東北線東鷲宮駅のとなりに新幹線の保線基地がありますが、新幹線から分かれて東鷲宮駅方向に進む単線の高架線は新幹線車内から見ても、東北線から見ても一種不思議な風景なので、時折「教えてgoo」などで質問が出ています。
私も一度、近くでじっくり見てみたいと思っていたので、先日の晴れた日に行ってみました。
まずは東北線の線路付近から見た新幹線から伸びてくる高架線です。

写真を撮るために立っている場所は、東武伊勢崎線が東北線をまたぐあたりです。
跨線橋の向こうは久喜駅となります。この場所では、新幹線用の線路と物資の受け渡し用の在来線線路とが並行しています。下の写真では左側の線路が新幹線用の1435ミリ幅ですが、ちょっとわかりにくいです。

反対側です。左側が在来線の1067ミリ、右側が新幹線の1435ミリですが、こちらだと線路幅の違いがわかりますね。左のE231系は上りの東北線列車です。

そのまま東鷲宮方向に進むと、右側のレールは高架線につながるために少しずつ上っていきます。

今度は新幹線の高架の分岐点のあたりです。工事用線路が分かれるだけといっても、さすがに新幹線だけあって規模が大きい! ここだけ見ると東北線へとつながる新線でも作ったのかと思いますね。あとはすっかりポピュラーになった未成線とか... そんな質問が出てくるのにも納得できます。

この高架の下はずっと道が続いているので、その下をたどってみます。田んぼや畑のなかのあぜ道を進むような感じですが、上に高架橋が続いているのがなんとも違和感があります。

耐震工事もされているようですが、途中で角柱が円柱に変わります。丸い柱になると、ちょっとギリシャの神殿や神社の鳥居を連想させて荘厳というか不気味な感じがしてきます。そういえば「夜、下の道を通ると少しこわい」という発言が「教えてgoo」にありましたが、うなづけます。

やがて東鷲宮駅に近づくと、最初の写真で紹介した久喜方向からの線路と高架で合流します。高架の向こう側に見えるもう一つの線路は東北線の上り線です。

合流した後の高架はそのまま続きます。高架の下は保線基地の貨物の受け渡しと留置線だと思います。
そして東鷲宮駅の直前で高架が忽然と途切れます。

この行き止まりのところでスイッチバックをしています。
結局、新幹線の本線から来た保線車両の場合は、ここで1回、そして東武伊勢崎線と交差するあたりで1回、計2回スイッチバックをして基地に帰ってくることになります。
こんなややこしいことになったのは、東鷲宮駅近くにあった貨物駅が開業わずか5年で廃止となり跡地が再開発されたということがあるようですが、詳細はよくわかりません。
基地には、保線用のモーターカーや貨車が昼寝をしていました。

これで探訪は一応終わりですが、今度は実際にこの路線の上を車両が走っているところを見てみたいですね。夜中が多いでしょうから、撮影は無理かもしれませんが。
マニア向けに保線車両に乗ろうという企画を立てて、ちょっと走らせてみるというのもいいですね。
最後に番外編。歩いている途中に出会った臨時列車です。
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