上野公園を歩き大琳派展へ
ずいぶん前から絵を鑑賞するのが好きで、1974年にモナリザが日本で公開されたときも長い列に並んで見に行きました。その頃からずっとヨーロッパの絵画ばかりを好んでいましたが、いつの頃からか日本画、浮世絵、蒔絵や陶器に目が向くようになりました。
少し枯れてきたのでしょうか...
10月7日から11月16日まで東京国立博物館で開催されている大琳派展に行ってきました。さまざまに紹介されているので、内容についてはいまさらですが、絢爛かつ繊細な屏風絵や美しく精緻な蒔絵の硯箱などを見ると、文化の爛熟というか個人も時代も物凄い高みまで到達したのだと感じてしまいます。
午後の少し遅めの時間だったためか、思いのほか空いていました。10月28日からの後半は俵屋宗達の国宝・風神雷神図屏風が展示されるので、かなり混むかもしれませんね。
会場の外で、琳派の四季花鳥図に影響されて1枚。あんな屏風をひとつ持ちたいものですが、置く場所がありませんな。
上野公園の中では、佐賀の物産展と陶器市をやっていました。テントの中には陶器陶器陶器。面白いものもありそうです。
ところでそのとなりに止まっていた窓のない自動車。機動隊の装甲車(?)とも思いましたが、近くにもう1台あった車両を見比べると消防署の車両のようです。角張った形が、ダンボールか何かの工作のようで面白く思わず撮ってしまいました。
そのまま上野駅に戻ると、途中、東京文化会館の横を通ります。ちょうど何かの催しが終わったのか、たくさんの人が駅に向かって歩いて行きます。
10月5日に亡くなった緒方拳さんを、一度だけ間近で見たことがあります。ちょうどこの場所でした。
「復讐するは我にあり」のロケだったと思いますが、子役の手を引きながらこの場所を何度も往復していたのを憶えています。記憶が確かなら、1978年か79年ごろということになります。30年も前のことです。
ご冥福をお祈りいたします。
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