フジビュースタンドで初夏の風にあたる
一度、のぞいてみたかった新装されたばかりの東京競馬場を訪ねてみました。
天皇賞が行われる29日が今年から昭和の日に変わっていることはまったく知りませんでしたが、昭和世代としては自分の育った時代が江戸時代や明治と同じような歴史になってしまったようで妙な気持ちです。
(私も歴史遺産〔遺物!〕なんでしょうか?)
4月29日は、やはり天皇誕生日というほうがしっくりきます。
ところで府中本町方面からスタンドに入ると、いきなり馬場とフジビュースタンドが広がります。
なかなか美しい風景です。そのまま正門側に抜けると京王の府中競馬正門前駅からの通路が直結したスタンドもガラスが多用されてきれいです。この日は天気も良くて4コーナー近くの芝生広場は、ほとんど宴会場と化していました。
ところで府中の競馬場には岩手競馬の場外発売所が常設されています。府中本町に近いスタンドの1階にあって101号投票所といいますが、初めて足を踏み入れてみました。
天皇賞当日でも、ここはまったりとした感じです。感覚的には岩手競馬を買う人が3割、残りの人はJRAをやりにきたが空いているのでここにいるというところでしょうか。確かに天皇賞の日に日高賞(3歳OP牝)をやるというのはかなりマニアックかもしれません。しかしこのときちょうどパドックを周回している馬のなかにはベルボクサー(牡10)を筆頭にオジジアンボーイ、ブラインドタッチ(牡9)、デュアルライフ(牝9)など過去に中央でお世話になったり裏切られたりした馬たちがいて、そうした見方をすれば興味深いかもしれませんね。
しかし「走れる歓びを力に、前へ。」というポスターがこの間の経緯を考えると泣かせます。
そうこうしているうちに東京の10R、メインレースと進みます。やはり直線の長い東京コースは見ごたえがあります。スタンド前が広くなったので、混んでいても工事中の時に比べてゆったり見られるのがいい感じです。
メインのスイトピーS1着スマートカスタムは大人の競馬でした。2着のラブカーナもなかなかの脚でしたね。
2番人気のトーカイオスカーはいい脚で突っ込んできましたが、位置取りが後ろ過ぎたでしょうか。しかし権利を取った馬たちもオークスで上位となると、ちょっと? でしょうか。
(左は10R、右の2枚は11R)
その後の天皇賞については、多く語ることはありません。競馬観の相違というか現実とのミスマッチというか...
京王線の駅に向かう途中で、行幸啓記念碑というのを見つけました。
ヘンブンリーロマンスが勝った2年前の天皇賞を記念したものですが、そういえばこのときも競馬観の崩壊を感じました。
「歴史は繰り返す。心して対処せよ。」 これが昭和の日の教訓だったかもしれません。
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