夏の嵐電
嵐電(らんでん)の名で親しまれている京福電鉄の嵐山線は、併用軌道区間のある少々レトロな路線です。京阪京津線が地下化されてしまったので、京都で唯一の路面電車でもあります。少し古い話ですが、8月16日に訪ねてみました。
京都には由緒のある古い寺院が多くありますが、電車とお寺の組み合わせで私がいちばん好きなところは太秦の広隆寺門前です。広隆寺には有名な国宝弥勒菩薩半跏思惟像が安置されていますが、この像の前に立つと弥勒さまの豊かな表情にいつもひきこまれてしまいます。ヘッドマークは太秦映画村を宣伝するものです。
広隆寺をあとにして太秦駅から北野線との乗換駅、帷子ノ辻駅に向かいました。「かたびらのつじ」という音がゆかしい感じで京都らしいなと通るたびにいつも思います。帷子ノ辻駅にはモト1001と京都名物夕子のラッピング車両が止まっていました。
この日は五山の送り火と嵐山燈籠流しがあったので、夕方からの列車はすべて2両編成となっていました。
嵐電の2両編成を見るのは初めてです。
真ん中の写真の車両は夕子のライバル(?)井筒八つ橋のラッピング車両ですね。右の車両はレトロタイプのモボ27です。
路面電車が2両編成で走ってくる姿は、なかなか迫力がありました。
夜8時頃になると、五山の送り火は次々と点火されます。この日の夜に東京に帰らなければならなかったのですが、もしかすると新幹線上りホームから送り火が見えるのではないかと思っていました。案の定、大文字の姿を遠く望むことができ、過ぎてゆく夏を感じることができたのは有難いことでした。
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