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2006/08/12

くりはら田園鉄道を訪ねる その1

来年3月末で廃止が決定しているくりはら田園鉄道。東北地方では数少なくなった「私鉄」を訪ねてみました。東北本線の石越駅と細倉マインパーク前を結んでいますが、1987年の細倉鉱山の閉山による貨物輸送廃止後は、1995年の第3セクター化と電車から気動車への転換などで存続の道を探ってきました。しかし、残念ながら努力も実らなかったようです。
この路線には、栗原電鉄時代の田園地帯を走る素朴な電車の写真を雑誌で見て以来行ってみたかったのですが、気動車化とともに機会を失っていました。ただいまだに当時の電車が見ることのできる状態だということを知り、行ってきました。地元ではくりでんと呼ばれているようです。
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石越駅に到着したのは夕方でしたが、迎えてくれたのはohバンデス号でした。ミヤギテレビとタイアップしてパーソナリティのさとう宗幸さんの声で沿線の案内などをするイベント列車です。側面や車内には子どもたちの絵が飾られています。
さとう宗幸さんといえば、私の世代では青葉城恋唄仙八先生ですが、いまはミヤギテレビの人気キャスターになっているんですね。

ohバンデス号の車内放送

二つ目の若柳駅には車庫と本社があり、くりでんの中心駅です。
いました、いました、昔の電車たちが。
塗装もはがれてしまい、再び走ることはないでしょうが活躍していた時代を十分に偲ぶことはできます。こんな感じの小ぶりの電車が田んぼの中をゆっくりと走っている姿を思い浮かべると夢のようです。
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もちろん車庫なので現役の車両もいます。構内の雰囲気は昔のローカル私鉄そのものでした。名鉄からやってきたKD11,12もイベント用として一応動けるように整備されているようでした。
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駅構内と周辺を歩き回りましたが、夏の日差しのなか、旧型電車の息遣いを堪能できました。何両かあった木造貨車にも魅力を感じつつ、とりあえず若柳駅をあとにしました。
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コメント

こんにちは。最近の鉄チャンはすごいペースですね。学生も真っ青では?
 栗原電鉄は懐かしいです。80年代に鉱山の閉山とともになくなるという噂があり、行ったことがあります。そのときは若柳にいる電車が主力でした。気動車化されてからは行ったことはありませんが、良く持ったと思います。
 帰りの新幹線で広島カープの優勝というニュースが流れていたのでもう大分前ですね。

KRさん、こんにちは。80年代に行かれたことがあるのですか! うらやましいです。そのときの写真があれば、ぜひブログで公開してください。
くりでんの廃線は残念ですが、確かに「よく持った」とは言えますね。

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