真夏の上毛電車
暑い日が続きますが、お盆が過ぎて少し秋めいてきたでしょうか? 8月前半の夏真っ盛りに赤城山の麓にある中之沢美術館を訪ね、開催されている小林道夫展を鑑賞しました。美術館は静かな森の中にしっとりと佇んでいて、蝉の声がかえって静けさを強調しているようでした。
その折、中央前橋から上毛電鉄を利用しました。上毛電鉄は地元ではじょうでんと呼ばれ親しまれているようです。
夏休みとあって乗客が少なくのんびりした風情は、まさにローカル私鉄という感じです。少しばかり時間があったので、車庫のある大胡で降りてみました。
大胡の駅は、島式ホームに車庫のための側線が並んでいるという昔懐かしい雰囲気です。車両は元京王井の頭線3000系の改造車ですが、前面マスクを黄色に塗り替えた編成も止まっていました。この編成は夏の間、車内に風鈴を下げた風鈴電車となっているそうです。
上毛電鉄の名物電車デハ101は残念ながら車庫の中に入っていたようですが、同じ仲間のデハ104は黄色の車体をピカピカに光らせて片隅に止まっていました。こちらは静態保存ということですが、いつかデハ101と一緒に本線を走ってほしいものです。1928年製ということですから、もう80歳近いということになります。
次の電車で赤城、西桐生へと向かいました。赤城駅では東武の「りょうもう号」と並びました。ついこの間までは釣り掛けの5050系とも出会ったはずですが、今年になって8000系や850系に置き換えられてしまったようです。
西桐生に向かうときに乗った編成は、サマートレイン 海という名前のついた特別編成で、
車内ではイルカやアザラシが泳いでいる楽しい車両でした。小さな子どもが一生懸命イルカにさわろうとしているのも微笑ましい雰囲気です。じょうでんは、風鈴電車やサマートレインなどぶら下げ系(?)の飾り付けに強いようですね。
大胡や赤城、西桐生では硬券の切符も販売していましたし、文化財に登録され関東の駅100選にも選ばれている西桐生駅など上毛電鉄は地味ですが、味のある路線ですね。
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