くりはら田園鉄道を訪ねる その2
若柳駅で旧型電車に涙した翌日、今度は全線、乗ってみました。この日はたまたまくりでん夏休み冒険列車の運行日で石越駅には元気な小学生多数と珍しい2両編成の列車が止まっていました。後の1両は団体様中心で、ゲームをやったり歌をうたったり賑やかでした。
この列車に乗り込み、一気に終点の細倉マインパークに向かいました。途中、沢辺駅で上下交換し1時間弱で到着します。駅前には、貨物列車を牽引して活躍したED202とワフが保存されていますが、7月に塗りなおされたということで綺麗な車体でした。
細倉鉱山閉山前は、現在の終点・細倉マインパーク前駅の手前に細倉駅があり、そこから保存されている機関車の右側を通って鉱山まで貨物線が延びていたということです。1990年に細倉マインパーク前駅ができて、現在のようになったそうです。いまでも細倉駅ホームなどは残っています。
蝉の声が響き涼風がわたる風景は、いかにも貨物営業のあった山間の終着駅という雰囲気です。
帰りは、栗駒駅近くのみちのく風土館で8月末まで行われている第2回くりでんの歴史展を見学、駅前で昼食後は大正時代の駅舎がほぼそのまま残っているという沢辺駅へ向かいました。
くりでんの歴史展では、戦後の発展、とくに東北地方では先駆的だった1950年の全線電化、1965年の762ミリから1067ミリへの改軌、国鉄との直通列車運転の記録などにこころをひかれました。来年3月末に廃止されるくりでんにも未来が輝いて見える時代があったのだなと...
沢辺駅は、いかにも昔の駅という感じで木造の駅舎、木製の改札やベンチ(地元商店の広告入り)、通票閉塞の機器など懐かしいものばかりでした。
いつまでいても名残惜しい風景でしたが、やってきたくだりの列車を見送りつつ石越駅に向かいました。
若柳、沢辺、栗駒の有人駅では入場券や硬券、記念乗車券&グッズなどを販売しています。ただし写真左上の1日乗車券は駅では購入できず栗原市役所や支所などで販売しています。ちなみに私は細倉マインパーク前駅近くの出張所で教えていただいた地元の区長さんのお店で購入しました。鉄道ファン向けというよりは、あくまでも地元の方向けということなのでしょう。
くりでんの車両にはヘッドマーク(?)がついていますが、栗が3つ並んだかわいいマークです。
下の写真はおまけ。栗駒駅前の「狩人」というお店で食べた熊そばです。熊肉とネギの入ったとろりとした汁のおそばです。熊エキスが満載のものすごく熱い汁で冬に食べると体がホカホカになるということです。30℃を超える日に食べたので、汗がどっと出てきました... 熊料理はこのあたりの名物らしいですね。熊肉は、牛肉をもっとワイルドにした感じでしょうか。
今回、くりでんを訪問するにあたり保存車両やダイヤなどについてくりでん応援クラブwebサイトの情報に大変助けられました。ありがとうございました。
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