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2006/06/15

19世紀から20世紀、21世紀の鉄道を乗り継ぐ その1

6月10日は路面電車の日ですが、学生時代の友人と梅雨の晴れ間の荒川車庫を訪れました。都電荒川線は学生の頃、よく見たり乗ったりしたので馴染み深いのですが、荒川車庫の中に入ったのはこの日が初めてです。
メンバー全員、朝が弱いとあってお昼頃に到着したところ、車庫の中は大賑わい。グッズなども早々に売り切れ。子どもと一緒の家族連れに混ざって、鉄道マニアの姿も目立ちます。この日の目玉とも言える7504号の前でも記念撮影がずっと続いていました。しかしここまで美しく整備されているのを見ると、昔を知るものは嬉しくなります。
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車庫の奥には、PCCカーと呼ばれていた5501号が留置されています。以前、車庫の外側から眺めたことはありますが、間近で見るのは初めてです。都電の将来を担うべく1954年に登場した高性能車でしたが、銀座通りから都電が消えた1967年に引退。その後は上野動物園に保存されていました。その頃の記憶はうっすらと残っています。不忍池の横を都電の専用軌道が走っていた時代の話です。
東京都が交通博物館のような施設を計画していたときに、保存予定車両のひとつとして荒川車庫に移送されたそうですが、その後、計画は立ち消え...、そのまま留置されています。歴史的な車両なので7504号のように整備され、できれば新しくできる鉄道博物館などで保存されると良いのですが。
丸みを帯びた姿は、1950年代のアメ車のデザインに通じる独特の香りがします。
その後、おとなりの荒川遊園までぶらぶらと歩き、保存されている6152号を見学しました。

もともと雨の予想をしていたために近場の荒川車庫に行こうということになったのですが、雨の心配もなさそうなので、ここはつくばエクスプレスで130キロの世界を体感しようということになり、三ノ輪橋まで都電に乗り、南千住へと向かいました。
都電の前身、新橋~日本橋間の馬車鉄道が開通したのは1880年代ですから、19世紀的乗り物から21世紀型鉄道へ乗り継ぐことになります。 <続く>

この記事から、栃木路快速さんの都電7504号、甦るにトラックバックを送っています。

付記
都電荒川線で、13日に追突事故が発生してしまいました。重傷者が出るような大きな事故が起きるとはこの日には想像もしていませんでした。路面電車は他の交通機関と比べて、相対的に安全でコストも安く、環境に与える負荷の面でも、またすべての年代の人に利用しやすい点でもすぐれた乗り物だと思います。
再発防止に向けて対策がとられ、信頼が回復することを願ってやみません。

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コメント

PCCカー5501号は、路面電車近代化の役割を果たした、貴重な車両ですね。2枚窓の正面は、ほぼ同時期に製造された7000形(更新前)に通じるものがありますね。

6152号「一球さん」は、京福電鉄の列車衝突事故の際、1系統しかないブレーキ系のため、惜しまれつつも引退しましたが、荒川遊園に保存されていますね。私もイベント終了後、見に行ったのですが、車内を見せてくれる時もあるようなので、お金を払って遊園内に入るのは、また次の機会ということにしました(爆)。

栃木路快速さん、こんにちは。このあと都電は事故があったりして、少し暗い気持ちになりました。6152号は、私も柵の外から眺めただけですが、土日祝日は車内にも入れるようですよ。
PCCカーは、なんとか綺麗に保存してもらいものですが、税金を使ってというと難しいのでしょうかねぇ。

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» 都電7504号、甦る [栃木路快速 Tochigiji Rapid Service]
6/10、「路面電車の日」に開催された、記念イベントについては、後日改めて記事に [続きを読む]

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