交通博物館を訪問 こだま食堂編
先日、交通博物館を訪ねた折に、4階のこだま食堂にも寄ってみました。151系の特急こだまが東海道線を走り始めたのが1958年ですから、同じ頃に開店したとすると40年以上の歴史があることになります。内装はサシ151を模して作られていて、窓枠やクーラーの形がそれらしい雰囲気です。壁には当時のこだまの写真なども貼られています。貴重な施設だと思いますが、交通博物館の閉館とともに取り壊されることになっています。
いまは、入口の前にアルミサッシの扉がついてしまい全体が見えにくくなっていますが、正面から見るといわゆる国鉄特急色の車体の形になっているのがわかります。入口横には、こだまのサボも入っています。記憶では、開け放しになっている入口には、少しブルーがかったガラスの自動ドアがあったはずですが、老朽化で撤去されてしまったのでしょう。
最近はカレー類とお子様ランチ、アイスクリームくらいしかメニューにないようですが、訪問したときにはすでに普通のカレーライス以外は売り切れていました。おまけに本来なら付くセットのサラダも品切れでした。これが最後の機会でしょうし、小さなときにお世話になった場所なので記念にカレーライスを食べてみましたが、う~ん、素朴で家庭的な味でした...
でも、700円はちょっと高いでしょうかね...
両親に連れられて交通博物館に行くときは、お弁当を持っていくか、ちょっと豪華なときは万世橋のたもとの「肉の万世」でハンバーグを食べたりしたので、こだま食堂を利用したことは数えるほどしかなかったかもしれません。でも当時の私には、なんとなく憧れの場所でした。
食堂車そのものが一般的でなくなっているいまの時代、こだま食堂が消えていくのも運命なのかもしれません。
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