熊本電鉄の青がえる
熊本電鉄には併用軌道とともにもうひとつの名物があります。元東急5000系が青がえるの姿で残っていることです。岳南鉄道や上田交通など地方私鉄に移った仲間も多い5000系ですが、緑色の塗装のまま残っているのはここだけではないでしょうか。熊本電鉄のファンサイトきくち電車クラブのHPによると昨年、緑色に塗り直されたようです。
ところでこの車両は北熊本~上熊本間を単行で行ったり来たりしています。写真の左側に止まっているもう1両の青がえるが2両編成で走っていた時代の片割れですが、そうすると反対側の運転席はどうなっているのか知りたくなります。見てみると、これがなかなかシュールな雰囲気です。
この顔は、ちょっと好みではないという人もいそうです。私も上熊本駅で初めて見たときには感想が出てきませんでした。でも見慣れてくるとなかなかお茶目かもしれません。
熊本電鉄には、もう1両貴重な電車が存在しています。上熊本駅構内で入換用に使用されているという昭和初めに生まれたモハ71です。現在のJR可部線の前身・広浜鉄道から旧国鉄を経てやってきた車両で、保存車両以外では日本で現存するもっとも古い電車のひとつではないかと思います。実際に動いているところは見られませんでしたが、パンタグラフなどはきれいに整備されていていつでも動き出せそうでした。
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