菊池電車のディープな併用軌道
先週、熊本、鹿児島と出張がありそれぞれ少しばかり撮影をしました。熊本電鉄は訪問したことがなく、とくに自動車をかすめるように走る併用軌道をこの目で見たいという気持ちがおさえきれず、スーツにネクタイ姿で行ってきました。
地元の人からは菊池電車と呼ばれている地域に密着したローカルな電車ですが、藤崎宮前~黒髪町の区間は駐車自動車にも密着してますね。
民家の駐車場やお店の入口がいきなり線路という感じになっています。静かな住宅地のなかに忽然と線路が現われ、20m級の元都営地下鉄6000系ステンレス車がゆっくりと走っていく姿は、わざわざ見に行っただけの価値がありました。
現在、熊本電鉄には市電に乗り入れ市中心部に直結するLRT構想があるようで、それが実現した際にはこの風景も過去のものとなります。ただ、LRT構想実現には多額の予算と国や県からの補助金が必要となるため、まだまだ紆余曲折がありそうです。実現できない場合は、51年間連続赤字経営で累積赤字22億円という熊本電鉄の廃止が一気に現実化します。地元に親しまれる菊池電車が将来に向けて生まれ変わることを祈るばかりです。
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