つりかけ、再び
仕事で群馬県の太田、桐生方面へ。どういうわけか、釣り掛けの車両が生き残っている方面への出張が続きます(わざと選んでいるという説もあるが)。
東武小泉線の終着・西小泉の駅は、その昔に熊谷方面へ延長しようとした名残りか、はたまた第2次大戦中に軍需工場への路線として重視されていたためか、小さな駅ですが構内に広がりがあり、駅舎にも風格があるように思えます。折り返しを待つクハ5662です。2両編成の列車は西小泉から館林へ向かいます。
6時を過ぎていたこともあり、車内は高校生で賑やかでした。女の子たちは友人とおしゃべりに夢中、ひとりずつ離れて座っている男の子も大半はヘッドフォンをつけて本を読んでいるか、目をつぶっているかなので、独特のモーター音が耳に入っている様子はありません。車体はともかく、モーター音の元になっている機器類は彼ら、彼女らの親よりも年が上かもしれないと思えば、釣り掛けも立派なものです。
写真は館林に着き、ふたたび西小泉に向かうまでのひとときです。離れたホームに入ってきた特急りょうもう号と出会います。
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その東武宇都宮までですが、栃木から乗った電車はあの釣り掛けモーターの5000系 [続きを読む]
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こんばんは。
去年の秋口までは野田線でも釣り掛けモーターの音を聞くことが出来たのですが、今は群馬県や栃木県のローカル支線でしか味わえなくなってしまいました。生まれたときから野田線を利用した者にとっては、釣り掛けモーターの音は馴染みのあった音だっただけに、なくなってしまったことは今でも信じられない気持ちです。
今の時代、こうした古いモーター音を聞けるのは貴重な体験ですね。今後どれだけ活躍できるかわかりませんが、この界隈を訪れたときには、釣り掛け音を楽しみたいと思います。
投稿: mattoh | 2005/07/14 19:16
mattohさん、こんばんは。コメントありがとうございます。釣り掛けモーターの音は、ごく小さな時に東武伊勢崎線や京成で聞いたのが今でも耳に残っています。学生時代の西武線でも時おり聞きました。
釣り掛けモーターの音は、精一杯がんばっています、という感じがしていいですよね。あの音を聞くというのは、いまの時代、本当に貴重な体験だと思います。小泉線もいい感じで、おすすめです。
こちらもトラックバックさせていただきます。
投稿: shushu | 2005/07/15 00:40
はじめまして。釣り掛けサウンド、良いですよね!確かに製造年を考えると、残っているのが奇跡というか、大きな拍手で迎えてあげたくなります(笑)。私も東武野田線沿線で育ちましたが、もう野田線ではあの音を聞けないんですね。。。。
投稿: ktkr | 2005/08/28 14:29
ktkrさん、はじめまして。コメントありがとうございます。つりかけサウンドが好きな方、多いようですね。小泉線や桐生線でもだんだんと新しい車両へと置き換えが進むようなので、ライブであの音を聴けるのも、そう長い時間ではないようです。
これからもよろしくお願いします。
投稿: shushu | 2005/08/29 23:27