2冊の教育雑誌
新学年のスタートのためか子どもの教育にかかわる雑誌が書店の平台(本や雑誌を表紙を上にして重ねてあるところですね)をにぎわせています。そのなかでこの2誌が目立っていて、売れ行きも好調のようです。
「edu」は小学館の発行で写真では見えませんが、陰山英男さんの有名な「百ます計算」の特別版が付録で付いています。「日経Kid+」はあの「日経トレンディ」の別冊の扱いなので教育をテーマにしていますが、お堅い教育誌のイメージではありません。どちらも父親を意識した作りで、とくに「日経Kid+」の子どもの遊び紹介コーナーなどは、子どもをダシにして大人が楽しもうという魂胆がありありです。絵本を中心に有名人が子どものための本を紹介しているページなども、役に立ちます。車、パソコン、デジカメなど「トレンディ」風の広告に子ども向けの学習や食品広告が組み合わさっているので、そのページの構成だけでもいわゆる教育誌とはちがった雰囲気がありますね。
教育の分野、とくに就学前から小学生の子どもを持つ父親をターゲットとした雑誌が新しく生まれるということは、小学受験、中学受験を中心とした学習、子育ての市場はまだまだ伸びる余地があるということなのでしょう。少子化が進んでいるとはいえ、まだまだ売れる企画が埋もれているということです。
その業界の一員である私としては、自分たちでそれを見つけるために、がんばらにゃいかんです(力が入りすぎて、日本語がヘン...)。
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