学芸大学前の中華屋さん
昨日は世田谷にある放送大学の学習センターに行きました。数年前から聴講生みたいな感じでテレビの授業を受けていて、その期末試験を受けに行ったわけです。東横線の学芸大学駅から歩いて10分くらいのところにあって、確かめたわけではありませんが、その昔は東京学芸大学の校舎だった建物でしょう。
しかし、残念ながら試験はあんまりできませんでした。一般教養科目でマークシートの択一式なので少し甘く見ていたかもしれません。
だいたいわかるのだけれど、選択肢を選ぶのに迷ってしまう。人名や専門用語を選ばせる出題だと全体のイメージはつかめるのだけれど、さて解答ははっきりしない、というような感じで合格点ぎりぎりというところでしょうか。
生涯学習を標榜し、実際中高年の学生が多い放送大学で、一般の大学の基礎科目の試験と同じように知識を問う出題中心で良いのかな、という疑問はあります。いわば「スローライフ的な大学」なのだから、もうすこし記述式などを取り入れて欲しいところです。ただ、逆にこうした基本的な知識をしっかり持っていないと、あらゆる議論や考え方が中途半端で粗雑なものになってしまいそうだなあ、ということも今回の試験中に自分自身のこととして感じました。
「条件反射を最初に研究した人は、パブロフ」という「知識」そのものにはなんの意味もないかもしれませんが、それを知らずに教育や心理学についてとうとうと語っている人ばかりになったら、それはちょっと怖いです。
ところで放送大学のとなりには、学芸大附属高があります。さすが伝統のある建物で、重厚感がいいですね。環境の良さというのは、進学校の条件のひとつかもしれません。
そして正門の前には、ちょっと浮世離れした中華屋さんがありました。昔は学芸大学の学生が食べに来たのかもしれません。こんなお店にも歴史を感じてしまいます。
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